私が生まれ育った須坂。
小布施よりも圧倒的に観光客が少ないですが、魅力は小布施に負けていません。
小布施スタートで須坂をめぐるテーマ(目的)は結構あります。
道中の美しい景色、蔵の町並み、桜、桃やシャインマスカットなどフルーツ、日本三大瀑布の一つ「米子の滝」、五味池、菅平へのヒルクライム、温泉も。
新旧美味しい店も多くグルメも多様に楽しめます。
コース説明
今回紹介するのは須坂の町なか「レトロな蔵町並み」を見ながら臥竜公園へ行き、くだもの街道を通って帰るルート。
須坂市は明治から昭和初期にかけ製糸業で栄え、当時の繁栄を偲ばせる蔵造りの建物が残り「蔵の町」としても知られています。
ちょっと寂れてしまった感じがありますが、それがまたいい味、レトロ感を出しています。
小布施から須坂中心部まではりんごやブドウ畑の中を通る道が車の量が少なく安心。晴れれば北アルプスもよく見え気持ちいい道です。
須坂中心部にはショッピングセンターという昔は本当に賑やかだった商店街というか、ショッピングモールがあります。
今は残念ながらほとんどシャッターが下りてますが、そこで営業している「かねき」の巨大オムライス、「ホームラン亭」の(好き嫌いが分かれる)豚骨ラーメンは行列ができるほど人気!腹ペコ自転車乗りに人気です。時代が昭和で止まっているTHE喫茶店「ニュースコー」も入るには勇気がいるかもな店構えですが好きです。
ちょっとおしゃれなメニューを食べたい時はSABOやカーニャ、蕎麦なら松屋やあがれ家がオススメです。
中心部で街並み、文化歴史、グルメを堪能した後はサクラの名所100選に選ばれている臥竜公園で名物「まっくろおでん」「おだんご」を食べましょう。
須坂は食べ物が充実しています。食堂、レストランの価格は観光地小布施に比べ安めです。
時間
ぐるっと回って、自転車に乗るだけなら1.5-2時間、グルメ観光を楽しむなら2-3時間。
須坂中心部(蔵の街並みエリア)まで30-40分。中心部から臥竜公園まで10-15分。
レベル
初心者OK。
距離
往復12~18キロ
ルート
出発地点maaru→六川南信号右折→居酒屋たなか様、cafeミクニヤ様が見える交差点まで直進→左折→「雁田」信号右折→松川を渡り「上松川橋」信号右折後、一番初めのT字を左折→ひたすら直進
ブドウ畑を抜けて信号一→「高橋」信号直進。並みが古めかしくなってきます、左に塩屋醸造を見てさらに直進で八十二銀行がある信号「中町」直進→蔵の町並みエリア(銀座通り)
→「横町中央」(交番があります)を居酒屋「堂」がある側に渡り一つ目のT字(押鐘薬局)を左折→突き当るまで800m直進し右折→「臥竜公園入口」信号直進→臥竜公園到着
臥竜公園出発→「臥竜公園下」信号左折→道なりに進み「県民運動広場西」左折→山崎商店がある交差点左折→ここから北信濃くだもの街道→トンネル→須坂温泉、サマーランドを右側に見て→「本郷」信号直進(渡った先に古墳があるので道が狭くなるので注意)
→長い直線2.3キロ、景色を楽しみコギコギ♪「虫送北」信号左折→「上松川橋」信号右折→橋を渡り「雁田」信号直進!→左にファミリーマートがある信号左折→直進400メートルでmaaru到着
土地勘なければテキストみても分からないですね。。。グーグルマップみて進みましょう。
写真
いろんな季節に撮った写真が混ざってます。
須坂に入ったばかりの地点。ここから農道スタート。
この辺りは水はけのよい扇状地で果樹栽培が盛んなエリア。
少ない降水量、夏の昼夜の気温差があり果実糖度があがりやすい環境など果実育成に最適だとか(JA須高さんのサイトでお勉強)。
なるほどフルーツが美味しい筈ですね。
ここは坂道発進になるので降りて渡った方が安全です。
塩屋醸造様。お味噌屋さん。味噌蔵見学(無料・要予約)や味噌作り体験もできます。
http://www.shioya.co.jp/
枠屋様。
明治初期の、うだつのある古民家をリノベーションした炭火焼きのダイニング。
営業時間は17:00~ 。
中町信号を渡ると銀座通りと名前の昔賑やか、今はちょっと寂しげな道。そこがいいんです。
最近は新しいお店が増えてます。
笠鉾会館ドリームホール。
須坂市の有形民俗文化財に指定されている笠鉾11基と祭屋台4台を保存展示し、須坂の町に残る祭文化を広く紹介する施設。
入館料:200円 臥竜公園にある博物館にも入れます。
営業:9:00~17:00
定休日:12月29日~1月3日
http://www.culture-suzaka.or.jp/kasaboko/
毎年7月21日から25日にかけて行われる祇園祭には笠鉾が町の中を巡行し須坂の夏の風物詩として市民に親しまれています。
大きな蔵の建物。ここは洋服と雑貨のセレクトショップ「エイトデイズ」
定休日:木曜日(木曜日が祝日の場合は営業)
営業時間:11:00~19:00
https://eightdays.jp
蔵のまち観光交流センター
(観光案内と休憩所、お土産販売)
この建物は明治中期に建築され製糸業隆盛時には「まゆ蔵」として使用されていた近代化産業遺産です。
ちょっと一休みにいいですね。スタッフさん達もとても親切です!
定休日:12月29日〜1月3日
営業時間:9:00〜17:00
http://www.suzaka-kankokyokai.jp/contents/other/16.html
この通りの一番端っこにある「須坂クラシック美術館」のぼたもち石。
須坂ではよく見るのですが、大変高度な職人技だそうです。
今回のルートから少し外れますが、近くの「荒井家(旧信陽銀行)」。
立派立派!製糸全盛期の銀行跡。
https://www.city.suzaka.nagano.jp/otakara/search/item.php?id=413
どうでしたか?
須坂の街並みは本物!
建物に重みを感じ、歴史あるんだなーと毎日小布施と須坂を行ったり来たりしてる私は感じます。
着きました!臥竜公園入口。
春は桜がきれい。桜並木は『さくら名所100選』に選ばれています。
遠くには飯綱、黒姫、妙高など見えます。朝行くと、太陽の光がきれいに当たり特にきれいです。
小さい頃から見ていてたので、おでんはこんなモノだと思っていましたが(煮詰まりすぎて?)黒いのが特徴。
花見の季節を過ぎると、売店が閉まっていたり、早くしまったり。
週末は確実にどこかの店が開いています。
食べ物
かねきのオムライス。650円~、
普通サイズで巨大です。女子はミニサイズがいいんじゃないでしょうか?
住所:長野県須坂市東横町344-1 須坂ショッピングセンター
営業時間:11:30~20:00
定休日:火曜日
https://tabelog.com/nagano/A2001/A200102/20000772/
Kitchen&bar SABOのランチ 1500~2000円くらい
サラダ&ドリンクバー+パスタやピザ等選べます。
須坂市南横町1637ツインエースビル1F(交番のある北横町信号を渡って左側、ピンクの壁が目印)
11時30分~14時30分(14時LO)
17時30分~22時30分LO
松屋そば店
蕎麦、うどん、丼もの(天丼が美味しい)
写真は町並み蕎麦930円
長野県須坂市須坂上中町152
ランチ11:30~14:00
夜 17:30~20:00
定休日:火曜日
きれいな店内、1人でも入りやすいお店です。
枡田屋のたい焼き
あんこだけでなく、変わり種も色々。
店内でお茶と一緒にいただけます。
須坂市小山穀町465
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日(要確認、時々イベント参加でやっていない時も)
026-245-0073
寄り道、足を延ばして・・
須坂豊丘地区には枝垂れ桜、ヒガン桜など名木・古木の桜ポイントが豊富。
毎年多くのカメラマンたちが撮りにきています。
一番上にある「弁天さんのしだれ桜」はとんでもない激坂の上にありますが
見る価値はあります。辛かったら降りればいいんです。
Eバイクでいけば楽ちんです。
八丁鎧塚古墳(東日本最古最大級の積石塚古墳)
臥竜公園から自転車で20分ほど。
須坂市上八町
須坂には古墳が多く分布しています。
こんな田舎なのに古代に大陸とつながりがあったと考えると不思議な感じがします。
ということで、須坂サイクリングコースの紹介でした。
お腹パンパンで帰って来れそうです。
また別のコースも紹介する予定です。